伊豆市所蔵美術品デジタルミュージアム
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相撲写生 [すもうしゃせい]

員数:
1帖
制作年:
明治42年~44年
材質:
帖・紙・墨淡彩
サイズ:
各 21.0cm × 27.4cm
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 靫彦(ゆきひこ)は病を得て、明治42年の春から夏までのあいだ修善寺で静養し、その後転居して、44年の暮れまでを沼津で過ごしている。伊豆市の日本画コレクションの靫彦作品の多くは、沼津在住時代に制作されたものであるが、本図もこのころの作品とおもわれる。
 靫彦は明治35年、今村紫紅(いまむらしこう)らとともに、若手画家たちによる絵画研究会(紅児会(こうじかい))を設立し、日本橋万(よろず)町で展覧会を催したが、初めのうちは閑散で、メンバーは退屈まぎれに相撲(すもう)に興(きょう)じていたため、せっかく来た観客も驚いて帰ってしまった、というエピソードもある。
 明治43年3月には、大相撲力士が巡業のため沼津に滞在していることから、靫彦もこれをみて写生した可能性がある。

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